ずっと前から楽しみにしていた、5泊7日のハワイ旅行。しかし、ハワイに到着してから腹痛が止まらなくなってしまい、ピンチに。
アメックスカードの存在を思い出し、海外デスクに電話して助けを求めました。病院探しことからハワイでの急病治療、そして支払いの流れを紹介します。
ハワイ到着早々、危険を感じるほどの腹痛に襲われる
楽しみにしていたハワイ旅行。ショッピングやビーチでのアクティビティなど、綿密に計画を立てて楽しみにしていました。
ところが、ハワイ到着すると何だか体調がすぐれない・・・。
ハワイ到着の午後から本格的にお腹が痛くなり始め、その日の夜中は腹痛で何度も目が覚めるという状態。
単なる疲れかな?と思い、日本から持参した正露丸を服用。
ところが、そのあとも止まらない下痢。
冷や汗も凄くて、本当に危険を感じるほどでした。
旅行先のハワイでは気軽に病院に行けるわけもないなと、2日目はぐったりとホテルのベッドで安静にして過ごすことに。
安静にしていても一向に体調がよくなる気配は無く、体力も持たなくなり「これはヤバい」と病院で診察してもらうことを検討。
自力での病院探しは意外と難しい・・・
観光の計画は立てていても、病院のスポットはガイドブックに載っていないので、ネットで探すことに。
いくつかの病院が出てきましたが、すべて英語のページ。
日本語なら病状を伝えられるけど、英語で正しく病状を伝えられるか分からない・・・。
そこで思い出したのが、ハワイ旅行に合わせて作ったデルタ・アメックスカードのカード付帯保険の存在です。
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クレジットカードのコールセンターに電話
どうしようも無くなってしまった私は「デルタ・アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」の裏面に書いてある「海外からの電話」に発信しました。
すぐにオペレーターに通じ、日本語で通話が始まりました。
ハワイ旅行中であること、到着日から体調が悪くなってしまったこと、そして病院へ罹ることを検討していることを伝えました。
まず、発病が旅行出発後、そして航空券代をカードで支払っているので、付帯している海外旅行保険が適用できるとの回答。ほっとしました。
病院を選んでくれて、折り返し電話を待つ
続いて、(カード会社側で)病院を手配するので、その結果の電話を折り返してもらうことに。
数分経つと、再び着信がありました。提案があったのは、日本語が通じる病院。そして、いま空いていることが確認できた病院。
紹介をしてもらったのはワイキキにある「ドクターズ・オンコール」。日本語の通訳がいるということと、今あいているとのことでした。
費用は私に立て替えてもらう必要があるということの説明もありました。
アメリカン・エキスプレス・カードならどの種類でも専用番号あり
アメックスカードにはデルタ航空と提携しているもの、スターウッドホテルと提携しているもの、純粋なアメックスカードなど多くの種類があります。
どのカードもカード裏面に「海外からの連絡先」が記載されているので、そこに電話をかけると対応をしてくれます。
ただ、「セゾンカードのロゴが入っているアメックスカード」などは異なるので、注意が必要です。
バスでワイキキの病院へ!
ワイキキのシェラトン1階にある病院「ドクターズ・オンコール」にやってきました。
建物は小さく、こじんまりとした印象でしたが、経営はストラウブ総合病院。ハワイにある大きな病院が経営しているのでとても安心です。
しかも、アメリカン・エキスプレス・カードのオペレーターが紹介してくれた病院ということで、かなり信頼感を持つことができました。
株式会社ストラウブ総合病院は約200人の医師、159床を有し、その歴史、規模においてハワイでも屈指の医療施設です。
患者の大半はハワイで暮らしている人々ですが太平洋諸島の国々や アジアを始め、世界各国からの旅行者の治療にもしばしば携わっています。
当病院のインターナショナル・ヘルス・ケア・プログラムが英語を話せない患者のために通訳・翻訳のお手伝いをするほか、医師らスタッフの多くが外国語に通じています。
ストラウブ総合病院 日本語サイトより
交通費
病院までの交通費も負担してくれるとのこと。
「タクシーを使ってもらってもいいし、必要ならば救急車も手配します。」と頼もしいお言葉。
救急車までは必要ないですが、そういった対応もしてもらえると安心感があります。
問診から診察、処方の流れは?
受付です。アメックスに病院を紹介してもらったことを伝えます。
旅行者用の問診票をもらい、症状・滞在先・日本の住所や帰国日を記入しました。
問診票を記入し、しばし待つとスタッフが名前を呼んでくれます。日本と同じですね。中に入ると血圧など、基本的なデータ収集があります。
次から次へ指示をされたり、今日はどうしたのか?調子は大丈夫か?いつから悪いのか?など、病院でありがちな会話が始まります。
「何を言っているのかわからない!」とパニックになってしまいそうですが、通訳をしてくれる日本人のスタッフが間に入ってくれますので、ここでも言葉の心配は必要ないです。
薬の処方はその場で行われる
診察が終わると、その場で薬を処方してくれます。日本のように、どこかの薬局に出向く必要はないのでとても分かりやすいです。
必要があれば次回の診察予定、またストラウブ総合病院の紹介もしてくれるとのことでした。
治療費は何ドル?保険は?
診察終了後、一旦、窓口で会計を行いました。現金では立て替えられないほど費用が高額になるので、必ずクレジットカードを持っていきましょう。
ちなみに、私は胃腸炎と診断を受けました。
診察の結果、鎮痛剤と抗生物質・血液検査・検便の4種類を処方・処置してもらいました。
なんと、その会計は$890!その他、追加の検査も行いましたので後日160USDの請求が来ました。
その額、合わせて$1050。12万円オーバーです。そのお金があればハワイ一往復できてしまいます・・・。
追加で費用が発生
病院代のほかに、帰国後にも費用の発生がありました。
アメックスのオペレーターから指示があった「診断書」の発行や、何だか分からない費用の請求書が自宅へ届きました。
病院窓口で「後日、請求が起こるかもしれない。日本へ郵送する」と言われていましたが、いざ請求書が来ると改めて高いな・・・と感じました。
念のため、支払い前に保険デスクに電話で確認
請求が3万円以上だったので、一応、その旨をカード会社に問い合わせてみました。
オペレーターによると、海外ではサービス提供後に追加請求があるのは普通だそうです。
アメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行保険で全てを払ってくれる、という回答を得たので、安心して支払い手続きを行いました。
アメックス発行のカードを保有して良かったと実感
現地の医療費はとても高額でした。下痢で病院にかかっただけで10万円を超える請求を受けてしまいました。
余裕で、ハワイへの往復航空券が買える金額。
1日の通院だけでこの金額ですから、2日、3日と通院したらトンデモない事態になりかねないです。笑
そんな時も、カードで旅行代金を決済していれば、保険の対象になるデルタ・アメックスがあると安心です。
(※コールセンターで確認したところ、旅行代金の一部でもOK)
相談から病院の手配、そしてその後の支払いなど、外国では知らないことばかりでした。
これだけ親切で丁寧な保険サービスのお世話になると、アメリカン・エキスプレス・カードを発行していて良かったと思いました。
一部でアメックスは「年会費が高いのがネック」も言われていますが、海外での安心感はその金額ではあらわせないものがあると実感しました。